きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

家族写真

息子がまだお腹にいたときからずーっと、年に一度、家族写真を撮りつづけています。

たまに見直しますが。

ちょっと冷めて俯瞰的に見ると。

息子はだんだん障がい者の顔つきになっています。

差別的と言われるかもしれませんが、確実にそうなんです。

うちは肢体不自由もあるから体つきも。

 

正直に言います。

哀しくて、そして。

将来がやっぱり怖い。

 

でも、三人で写真館に行ける幸せも噛み締めてる。

もし、いなくならなくても写真館に行けなくなるくらい状態が悪くなるかもしれない。

そう思うと胸がいたい。

 

 

でね。

それは不毛だと思いながら。

からあげクンに障害がなかったら、

絶対イケメンで、頭も切れて、スポーツも出来て、だけどゲームやアニメは相変わらず好きで、いまなんか絶対都会の大学生だったな。

帰省しても遊び歩いてヒヤヒヤしたんだろうな。

身長も絶対いまより高いはずで。

って

親バカなことをおもうわけです。

 

で、落ち込むの。

 

私は、昔の写真を見返すのが嫌い。

だって。

あんな自由はもうないし、もう手に入らないものが凝縮されてる。

あのときの若さや健康とかそういうんじゃなく。

夢とか希望とか普通っていう世界。

私の普通の世界が変わったのが可視化されるからしんどい。

とんかつくんは違うんだよね。

昔の写真を見たがる。

だから、私のこの気持ちは言えない。

たぶんなんだけど。

とんかつくんの世界には会社という変わらない普通の世界が半分まだ存在している。

私の世界は息子との世界一色だ。

羨ましい。

宝くじが当たったら仕事辞めてやる~⤴️

というし、

本気でしんどそうな仕事だから、羨ましいなんて本人には言えないけどね。

でも羨ましいな。ってたまにおもう。

そして、大好きなとんかつくんにそれ手離さない方がいいよ。

って思ったりしてる。

 

自分だけの世界を作ろうとカルチャー講座に通い始めた時期がある。

そしてそれは本格的になるまえにパニック障害が酷くなり車の運転を控えるようになって、辞めることになった。

 

結局。

私の持てる気力や体力は自分の世界を確立するには脆弱すぎる。

だから、今日も自分のために料理に手をかけ、家を整える。

楽しいイベントを考える。

おうちの中の家事が私の世界。

書いていると哀しいが。

写真を撮ると幸せになる。

人物以外の写真は好き❤️(笑)

さて、けさはどうしつらえようか。

そして毎年GWごろまで引き取りに行かない家族写真だが今年はなるべく早く取りに行こう。


f:id:maruttosiawase:20211231045037j:image
f:id:maruttosiawase:20211231045050j:image

昨日の晩御飯はネギトロ丼と、骨付き鶏で作ったスープ。