からあげくんが子供の頃の世界にはファンタジーがあった。
天狗がいて、
鬼がいて、
サンタがいて、
妖怪がいた。
素敵なファンタジスタの私ととんかつくんは彼に素敵な夢を見せてきた。
これは親の嘘ではない。
大人が使う魔法だ。
子供の時代にしかない愛ある素敵な思い出だ。
今日はその中の天狗のはなし。
我が家のある地域には秋祭りにお神輿を先導して天狗と鬼がやってくる。
天狗も鬼も素晴らしいコスプレだ。
通販で購入したらしい‼️(笑)
そして中身は私の知り合いのおじさまで、息子をよく知る方だった。
だから、天狗さんは息子に
ごはんをしっかりたべないかんぞ!
と声をかけた。
思い当たる節のある息子は。
驚き、神妙な顔で頷いた。
そして鬼さんに魔除けの鈴をもらい大事に大事にして。
翌年は、
ばあちゃんのとパパのもくれませんか❗
と実に図々しく、しかしうやうやしく受け取った。
一度鬼がお面を外したのをみた息子は私を見たので。
あれはね。もうひとつのお面だよ。
鬼さんの顔はとても怖いから、みんなを怖がらせないようにお面を何重にもかぶってるの。
と真面目な顔で話すと息子はまたまた神妙に頷いた。
そしてあるひ、下駄箱をのぞいたからあげくんは見てしまった‼️
マ、ママ❗天狗の下駄がある!
とんかつくんの桐下駄だ。
ちなみにはいた姿をからあげくんがみたことはない。
あ、パパは天狗だからね。
ファンタジスタまるはまたさらりと言いはなった。
そしてとんかつくんは
見つけたんか?父さん天狗やけんな、仕事場からも遠眼鏡で何してるかのぞいてるぞ。
きょうは母さんに叱られたやろが?
もちろん、まるさんが伝えていた。
からあげくんは心当たりがありすぎ固まった。
からあげくんはずいぶん長く鬼も天狗も信じていた。
脅して何かさせよう❗
と言うための嘘ではない。
あくまでもファンタジーに溢れた世界を楽しんで欲しかった。
人智を越えた存在がある世界は素敵だ。
私は読書に溺れそんな世界を旅するのが好きな子供だった。
からあげくんの幼少期には確実に天狗がいて、鬼がいた。
畏怖しながらも神聖な存在。
中身が人間と気がついてからも、からあげくんは年に一度会うのを楽しみにしている。
そして、からあげくんは言う。
ほんと?ほんとに?
母さんはすぐ嘘つくけんね!
失礼な‼️
まるさんはファンタジスタであって
嘘つきではない。
この話し
サンタ編
と
妖怪編
もある。
😂😂😂😂😂