きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

わけあって、控えめなんです。

息子が21才になりました。

色々物思う21さいでございます。

 

幼児期には、大人になれないんだろうな。

と思いながら育てていました。

だから二十歳は嬉しかった。

 

生きられるかもしれないと思うようになってからは、

いろんな夢や期待を持たないようにしなきゃととにかく自分の中の普通の大人になった息子を捨てながら毎年一つづつ誕生日をむかえてきました。

 

受験生の息子、大学生の息子、成人式の息子、免許とった息子、就職活動をする息子、家に寄り付かないくらい遊びに夢中な息子。

見たかった息子。

毎年よそ様と重ねてしまい、振り払うのは許して欲しい。

 

まあね。

これから先もよそ様の息子さんを見ながら私はちょっと羨ましくなりながら祝うんだと思う。

 

 

なにはともあれ、今年も誕生日が祝えた!

 

たくさんの人におめでとうと言って貰えたら嬉しくて、誕生日からデイサービスも再開。

ごちそうに、ホールケーキをたんまりたべてきたので。

晩ごはんはいらない❗宣言されてたんですが。

作るよ、やっぱり。

地味だけどさ。

お腹いっぱいでもなんとなくつまめそうなものを集めてみた。


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息子もいくつかを一緒につまんでくれて。

ありがとうが言えないくせに、

こんな日だけ

反則の

母さんこそ

生んで育ててくれてありがとう。

とか言うんだよ。

 

旦那にこっそり頼んでおいたケーキでろうそくのロウが落ちないうちに❗と

倍速バースデーソングを歌い、ろうそくフーッもした。
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母さんは満足したよ。

ありがとうね。

付き合ってくれて、

 

なんとなく、息子はこの先もこうやって母さんの自己満足に付き合ってくれるきがしてる。

 

うれしいんだけどさ。

やっぱり。

無い物ねだりで、

 

誕生日?

友達と遊びに行くから帰ってこないから。

金だけくれる?

 

って言いながらちょっとあんた違うよね?って位おめかしして出かけてく息子を妄想してしまったりもする。

 

 

そして。誕生日翌日。

誕生日の残り物をつめてお弁当。


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残り物感満載。

誕生日の宴、終了。

 

また来年、祝えますように。