きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

ごめんばかりな私とごめんと言えない息子。

息子は、ごめん、とありがとうがなかなか言えない。

なんなら挨拶も出来ない。

必死に何度も繰り返し教えてきたけど。

 

発達障がいのせいですかね?

 

うん。そうだろうね。もういいんじゃない?

 

と医者に言われて諦めたんだけど。

諦めれん‼️😫😫😫😫😫😫

 

私も、旦那も挨拶や感謝、謝罪は人としての基本!

みたいな気持ちがあるから。

なかなかもういいとは思えない。

なんなら挨拶は目上の人に先に言われたら負け❗くらいに思ってる(笑)

 

まぁそんなわけで、うちのからあげくんはよそ様からは立派に躾のなっていない、親のかおがみてみたいわっ😤

な青年です。

 

反して私は謝りすぎるうざいやつです。

これは私が子供の時に身に付けてしまった生きる力。

我が家では父の意見が全てで父の意見と違う事は全て間違いであり、非常識でした。

例えば父がつまづく。

誰だ❗ここに物をおきっぱなしにしたやつ❗

と怒る。

置いたのは父だ。

父が気がつく。

なんですぐ片付けておかなかった❗わかるだろ?それくらい。

と母がしかられ、母が謝る。

お母さんは片付けが下手だな。

と同意を求められ、心底同意しつつ自分も気を付けなきゃ❗と気をはり詰める。

この一連の流れをずっとみていると

 

旦那が靴を上手く履けず舌打ちをする。

あ!ごめんね。

なんでまるがあやまるわけ?

え、ちゃんと履きやすく整えていなかった私が良くなかったから😓

 

と育つのだ。

ハンガーから上手くジャケットが取れなくても、ハンガーを選んだ私のせい。

箸で上手くおかずがつかめなくても切り方がわるかったのだから私のせい。

と反射的に思うわけです。

 

うざいやつです。私。

 

 

で、だんなはそんな風に思ってないわけで、私が腹立たしい。

 

母はその姿をみて私に謝りました。

私のせいだわ。それ、私がお父さんを激昂させないためにやってきたことで、貴女を見てて辛い。それは謝りながら相手の神経を逆撫でするよ。良くない。

気を付けなさい。

 

私は旦那が舌打ちするたび、イラつくたび、父を思いだし胸がぎゅんとして、私のせいだ謝ろう❗と反射的に謝ってしまうのだ。

 

それは貴方を余計イラつかせたねごめんね。

これから気を付けたいけど、そんなわけで自分に向けられたわけでない舌打ちも私には苦しい。

 

と旦那とも話をした。

 

だんなは、いきなりなおるわけはないけど舌打ちをするのをひかえてくれだしたし、わたしのまだ出ちゃう反射的ごめんをなるべくスルーしてくれるようになった。

もちろん私も努力してきをつけはじめた。

 

旦那の一族はみんな舌打ちを日常的にするから、誰も嫌なものだという認識がない。

息子もする。

ただ。私は

ママはそれ大嫌いなの。胸が苦しくなるの。やめて欲しい。

と息子にもいいつづけている。

 

嫌なことが嫌だと言えるようになるまで私もずいぶんかかった。

息子には息子なりに言えない理由があり、それすら言えないのかもしれない。

 

だから。

諦められなくて時々、

挨拶は~❗

ありがとうがないよー。

といってしまうのだが。

以前よりはマイルドに言えるようになった気がする

私と息子を足して二で割りたい。

 

 

それにしても。

モラハラは根深い。

こうやって、子供まで洗脳されてしまう。

 

そしてたぶん。

した方には全く認識はないだろう。

私達他の家族がいつもピリピリして息を詰め顔色をうかがうような言動をじぶんがしていたなんて。