きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

ゲームと学び

からあげくんは今、ジグソーパズルにはまっている。

それは、ほとんど自力で全部出来るようになったからだ。

たまに行き詰まると私に半ギレ、自分に自傷行為や自分への蔑み発言を繰り返しながら報告にくる。

手伝って❗は言えない。

これが、彼のダメなところだ。

嫌がるが私は言わせる。

 

ふうん。

出来ないの?だから?

ママにどうしてほしいの?

 

と少し、かなり嫌な言葉になることもある。

同じことを外でしてほしくない。

助けを求めるのは恥ずかしいことではないのだ。

 

でも、言いたくないから最初はあまり好まなかったパズルを療育目的でさせてきた。

 

何年も。

 

最近、助けを求める機会が減り、なおかつすきなキャラクターが見えてくる喜びで彼はおこづかいをパズルにたくさん使っている。

 

私としては、これで彼のパズルスキルはほぼ全て上がりきったので、療育目的でのパズルは終了、あとは趣味だからおこづかいで❗となったのだ。

 

 

今はとんかつくんとのゲームを療育目的でさせている。

とんかつくんは、普通の子供に話す程度の説明でからあげくんに伝えようとするが。

 

伝わらない。

 

攻略のしかたや、時間配分、イベントのやり方。キャラクターの育て方。

 

それは、それは手取り足取り、ワンステップ毎に教え、確認し、次のステップへのGOサインを出してやる。

 

としなきゃ無理なのを私は今までの経験則で学んだが、とんかつくんが単独でそれをしたことがないからからあげくんの特性をまだまだ把握しきれてないのだ。

 

しばらく静観していたが、とんかつくんに発達障がいゆえの大変さや、彼の特性。

根気強く向き合えば少しずつだが伸びることを話した。

 

 

普通は子供からしたがるゲームを、我が家は最初は目の訓練と指の訓練のために無理やりやらせはじめた。

 

そのうち少しずつ分野を広げ、今はカード育成バトルのネットゲームを療育の観点から推奨して、だから、必要経費でつきいちの最低限の課金もしてやる。

 

とんかつくんがどの程度関与してやればうまくいくのか、

あまり関与しすぎると苦になる

 

微妙なラインなので私もわからない。

ただ。

 

ある程度のレベルに到達したら彼の世界がサーッと一気に広がるのだ。

 

何にしても。

 

漫画も昔は読めなかったが今は読める。

アニメも少しずつ難しいのがわかりはじめた。

 

それらは彼の楽しみになり派生してネットゲームをしてみたい意欲となった。

 

 

二十歳の大人になに言ってるんだ?

と思うかもしれないが。

私はかなり真剣だ。

彼が長い人生を楽しく過ごすためには手助けがたくさんいる。

人とコミュニケーションをとるため、こんなことでも役に立つ。

 

私たち夫婦は真面目に彼の遊びに向き合っている。


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