きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

わかる苦しさ

からあげくんはIQ39中等知的障がいで、小学校低学年くらいの知能らしい。

らしいというのは、私がからあげくんしか育てたことがないのと。からあげくんの知能にむらがあるからだ。

 

からあげくんは、よく笑う可愛らしい子だったが、小学校5年くらいから荒れて荒れて手がつけられなくなった。

 

気付きだとおもう。

 

それまでもあったいじめのようなからかいもかれは気がつかなかったのに、気がついた。

 

自分がバカだと連呼し始めた。

 

私は

勉強ができないのだけをとって判断するなら貴方はバカだよ。

けど。

本当のばかはそういう人の事をいうんじゃない。

人の気持ちもわからずからかう子もバカ。

犯罪を起こす人もバカ。

他人を傷つけたり苦しめたりして平気だったり、むしろ自慢げにしているような人間が本当のバカ。

勉強できないのなんてなんてことはない、運動できないのもなんてことはない、単に向き不向き。

貴方はだからバカじゃない‼️

 

なく息子に私はそう言う話を泣きながらした。

勉強ができないのだけをバカだというなら貴方はバカだ。

と言ったのは息子に嘘をつきたくなかったから言ったのだけど。

正解ではなかったかもしれない。

私はそのとき、母さんは嘘をつかない❗本当の事を話している‼️という本気をみせたかったのだけど。

息子にバカということばをなげかけたのは未だに傷になっている。

いうべきじゃなかったかな。

私はからあげくんの子育てをしながら、それまでの人生の何倍も何倍も考えて。

何倍も何倍も悩んで、私なりの答えを伝えてきたんだけど。

間違いもたくさんありそうだ。

 

子供は勝手に大きくなるともいうが、やっぱりねっこの部分に親の価値観や思想が残るのかもしれない。

 

息子は今。

他人を傷つけたり苦しめたりは絶対しない❗

からあげくんはバカじゃない。


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