私は義母ちゃんにからあげくんが可愛そうな!
と涙ぐまれるくらいにはスパルタでした。
かあげくんは入学する頃ようやく数歩自力で歩くくらいだったので、私が彼にトイレトレーニングを始めた頃(保育園年少)はつかまりだちがせいぜい。
つれていけば必ず出来るようになった時期(年中か年長)はつたい歩きができるようになっていました。
義母いわく、まだ早くない?可哀想‼️
をうちすて。
リビングでパンツを脱ぎ、つたい歩きでどうにかトイレに行き着き、便座の両脇に手すり、したに踏み台をおき一人で座れる。
となった時点で私は彼を一人でトイレに行かせました。
でも。
気を抜くと転ぶ。
タイミングが遅いとトイレに間に合わず漏らす。
でも、トイレまで見に行かない。
私が近くにいると頼るからです。
便座から滑り落ちたこともありますが、やめなかった。
ラグマットも何枚も捨てました。
たくさん失敗して彼はつたい歩きでトイレに行けるようになりました。
見よったら涙でてくる❗歩けるようになってからでよかろがね。
と義母は言いましたが。
それはこっちの台詞だ。
と思っていました。
この子歩けないよ❗
と一度医者に断言された子です。
歩けるようになるかはその時点では可能性が低くて、私は
歩けるようになってから?
一生ならなかったら一生させないの?
早い時期に始めないと便座に座ってからパンツを脱ぐ段階まで行き着けない❗
この子の生きる質をあげてやりたいんだよ。
外野は黙っとれい❗
泣きたいのは私とからあげくんや!
プライドの高い彼には一人でトイレに行けたことがものすごく心を強くするきっかけになりました。
やればできる。
を障害の無い子の何倍も苦労して勝ち取らねばならないけど。
ひとつのできるは障害の無い子の何倍も心を成長させます。
もちろん、死ぬほど練習しても習得出来なかったこともあります。
だけど、色々なことを私はさせました。
あの頃の自分を俯瞰してみてみたいな。
きっと義母がいうように息子が不憫になるくらい厳しく怖い母だったと思います。
今のからあげくんは医者が告げたよりずっとずっとずっと!良い状態です。
だから、わたしはからあげくんの努力と共に諦めなかった自分も誉めたい。
からあげくんは今、外出先で一人でトイレにも行けます。
お尻出さずに立ちションは出来ないので個室ですが、パンツ全部脱がなくても、下ろした状態で用が足せます。
これだけでどんなに世界が広がるか❗
多分わかってるようで、わかっていないひとがたくさんいます。
そして、多目的トイレでなければトイレに行けない人がたくさんいます。
彼や、彼女達が間に合わない時の苦しみを考えたら気軽に占拠できないはず。
一度の失敗は、一生のひきこもりにつながるかもしれない。
ついでなので、成人用のオムツ替えスペースまで完備された多目的トイレがありとあらゆるところに複数出来ることを祈ります。
障害者?あまりみないよね?
はトイレ問題がかなり大きいのです。
我が家ですら、出掛ける際はトイレの有無から調べ、車イスがおせるか(砂利道でないか)など別項目にうつります。
まずはトイレ🚽なんです。
だから我が家はリノベーションの時トイレに一番こだわりました。
便座の両脇に手すり。
自動水洗。
引戸。
車イスがはいるひろさ。
今は歩いてトイレに行けている息子がいつ車イスになっても困らないためです。
息子の友人がきても困らないようにです。
たかがトイレ
されどトイレ
でございます。