想像してみよう。
息子を看取れる未来を
安心じゃないかい?
残してゆくより。
既にあちこちに不具合が出始めた息子。
半分は看取る覚悟をしている。
施設にいれない選択肢も半分ある。
施設にいれないからといっても家にいるとは言っていない。
病院で寝たきりになる時期があるんじゃないかと思っているのだ。
そして、私はどこかで元気一杯の重度の知的や発達障がいだけの息子より、今少しずつ悪化する病を持つ息子の未来のほうが安心できる気がしていて。
辛い。
本当に辛い。
息子の死を願っているみたいで辛い。
だから。
介護保険のコマーシャルがみていて苦しくて仕方ない。
あんなに重たそうな未来が私たちにはキラキラして見える。
あれ、やめて欲しい。
本当に息苦しいくらい羨ましい。