きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

障がい者になった。

昨夕、ポストに封書が届いていた。

 

精神障がい者手帳が交付されました。

悩んだ末、申請した手帳。

 

息子に手帳を申請し、受け取ったときより等級は遥かに下だけど、気持ちは遥かに重苦しく感じた。

 

そして思った。

 

私はやっぱり、障がい者に対して奢りがあった。

恥ずかしい。

情けない。

 

 

身内に障がい者福祉に携わる人がいて、自分は幼いときから差別もなく育ってきたと思っていたし。

息子が障がい者であることを他人に話すことも躊躇いはなかった。

けど。

私は手帳をてにして、果たしてこれから気軽に

 

手帳持ってるんですよ🎵

 

といえるのか。

 

自分で決めて申請したのに。

 

自分でもいまいち理解できない喪失感や無力感そしてまた少し自己肯定感も削がれた気がする。

 

その人に寄り添う、その人の気持ちになって考える。

偉そうに思っていたが、その立場にたたないとやっぱりわからない。

って私はもう何度そんな事を思ってるんだろう。

学習しないな。

 

 

支える立場だけであれたこと、

守る立場だけであれたこと。

 

これは本当に幸せなことだった。

 

でもまだ支えられながらも支える立場で

守られながらも守る立場でいきることが出来る。

 

これは幸せなことだとおもう。

 

今日から世界の色が少しだけ変わるかもしれないけど、変わらないかもしれない。