きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

善意の刃

世の中の人は多分大多数が善人だと私は思っている。

私たち家族はそんな人たちに助けられ、励まされ、生きている。

 

 

そんななか、善意の刃にたまにきりつけられる。

相手は全く悪意がなく。

むしろすごく良いこと言った❗

してあげた‼️

と鼻高々な言葉の刃。

 

こちらさえ気がつかない優しい言葉に見える毒針を刺されていることもある。

じわじわ侵食してきて暫くして毒に気がつく。

 

 

昔は一人モヤモヤしていたが最近、

あ!やっぱり善意の刃だ。

とはっきりしたのが。

 

 

この子は障がいを受け入れられる貴女を選んで産まれてきたんだね。

私なら絶対無理!すごいよ。

 

とか。

 

子育てはね、健常でも障害児でも大変さは同じ。

うちだってもう毎日へとへと❗一緒、一緒❗

 

とか。

 

大丈夫❗そんなの気がついたら出来るようになるんだから🎵大変なのなんていまだけよ❤️

いましか出来ない苦労なんだから楽しまなきゃ☺️

 

とか。

 

あらまあ、かわいそうに。

かわいそうにね。こんな体でよく頑張ってる。

あなたみてると私はもっと頑張らなきゃっておもうわ

 

そんなやつ。

 

世の中には色々な立場や色々な経験をしている人がいて、私も時に軽率で知らないうちに善意の刃で切りつけているかもしれない。

 

だから、なるべくリアルに接している人には直接嫌です‼️とはいわないのだけど。

文字だけの付き合いの人には嫌だと伝えていきたいと最近は感じている。

きっと善意の人だから、気がつけばいわないはず。

リアルな関係が壊れないはず。

それでもあえて使う確信犯はスルー。

これは、善人ではないのだからしかたない。

 

私にも、もしそれは間違いだよ。善意の刃だよ

って思うことがあれば教えてもらえたら嬉しい。

本当は、教えて貰わなくても気がつける人になりたいと思ってる。

 

とんかつくんは、うかつな私に時々

あれはよくなかった。

こういう風にも深読みされるよ。

すこし上から目線的な嫌な感じがするよ。

と教えてくれる。

 

その感覚が少しずつ広がってきて最近はあまり言われなくなった。

すこし進歩だろうか。

 

善意の刃は知識が増えるとすこし減らせると思う。

そのためには言われて嫌なら嫌という勇気も必要だ。

 

しかし、かなしきかな。

善意の刃のふりをした、悪意の刃もあるんだよね。

確信犯で善意の刃を振り回し続ける。

 

でもそれは少数派。

そう信じたい。