きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

生きる気力。生きる執念。

生きたい‼️

からあげくんからは強く強くその気持ちがあふれでている。

だからこそ今まで生き残ってこれたのだと私は彼に敬服する。

彼の人生はいたくて苦しいことがてんこ盛りにあるのに。

生きる喜びに身を震わせるように笑う彼は美しい。


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しかし、情けないことに私は明日目が開かなくて人生が終わっても別に良い。

とか思っている。

病のせいかもしれないが。

いつも私のまわりに熟しきり腐へ向かっている果実のような甘ったるい死への誘惑がまとわりついているのは事実だ。

 

からあげくんが苦労するのかと思えば死ぬ気で生にしがみつかねばならないのだよね?

はぁ。

しんどい。

からあげくんが子供でなくて、障害者でなければ私は簡単に確実に甘い香りに引き寄せられるような気がする。

 

まわりの同じ世代のように。

子供を社会に送り出し、

よっしゃ!あとは私の人生をまた生きよう❗

と溌剌でもなければ。

もう私のやるべき事はやったからゆっくり。

とやりとげた感でまったりでもない。

 

もちろん

あぁ、もうこれでいつ死んでも安心だわ。

なんて気分にもなれない。

 

ただひたすらまだまだ続く。

からあげくんのフォローが続く。

今までとなんにも変わらないから、

私がしてきたのは育児ではなく介護で、これからも介護が続くんかな。

と思う。

 

あ、義母や母より早く逝くのもダメだろうな。

親不孝だ。

でも、パワーに溢れた二人を見ていると。

ヤバイな😅

わたしこの二人より長く生きるのすら難しくないか?

くらい、生気がうす~い。

特に義母はからあげくんくらい生きたい‼️という意欲に満ち溢れている。

いつ死んでも良い❗と言いながら検診に余念がない。

私、余念どころか四年は行ってないな。

もっとかも。

 

 

あ、猫様もいる。

私がほぼほぼ面倒を見ている彼は私がいなくなったら困るだろうな。

 

私、自分のために生きたい意欲がまったく無い。

少ししんどいときは

ネロの気持ちになる。

 

疲れたんだ。

ってね。

 

でも、からあげくんを見ると踏ん張らねばならないと思う。

彼は生きたい‼️

生きたくて、生きたくて、生きたくてたまらない。

彼の望む楽しい人生には私が生きていることが必要だ。

 

母さんか、父さんのどちらかが死んでしまったら。

施設にはいることを考えよう。

それが今の方針だからだ。

 

からあげくんは施設ではなく、ここで生きたい。

 

 

だから!私は生きなければいけないんだ❗

死ぬ気でいきろ❗私。

 

言霊を信じて、時折私はそう呟く。