障害児の親は最終の決断のための見学や話し合いやかなりの確率で泣かされる就学相談会と言うやつに必死になっていると思う。
健常者として生まれた私はお受験しなかったから、普通に就学のお知らせが来て、普通に校区内の普通クラスに行くレールがあり、
どんなランドセルかうとか、どんな机かうとか、就学説明会の日程やお道具の名前つけ、制服や体操服そろえて、
いやー!お金かかる、時間かかる!面倒なことたくさんあるぅ。
と言う程度の苦労を親にさせたであろう。
しかーし。
私は親として全く違う手順を踏んだ。
息子の就学相談会に保育園にはいる前からなぜかお誘いがあり、
パンチにキックにボディブロー、一本背負いまで決められ。
一度などスーパーの屋上にたったもんだ。
とにかく、みんな悩んで悩んで、頼んで、頭下げて、就学のお知らせが来るまで血のにじむおもいをする。
楽しい入学式すら何て言うか辛かった。
うちは小学校は地元の学校の支援学級。
中、高は県にひとつしかない支援学校に一年は通学、中二から寄宿舎にいれて通わせた。
今回は我が家の微細なことはおいておいて。
普通学級か支援学級か悩んでる
支援学級か支援学校か悩んでる
そして前者にいれた親を責める風潮について私の個人的な意見を書く。
まず、それはまるっと親の見栄なんだろうか?
きっと9割は違うと思う。
色々なメリットデメリットを悩み悩み、悩み抜いた親の愛だと思う。
私は中高とお世話になった支援学校を強く押されたし、それは息子に最適な環境だとわかってはいた。
しかし、地元の学校に通うことで放課後に訓練を受ける時間が得られたし、家族で暮らせる平日があったし、地元に息子の存在を知ってもらえた。
息子は知的、発達に問題がある、18になりいきなり地元に現れたら、不審者扱いされるような行動もとる。田舎だから、都会よりずっとそんな視線がある。
色々なやみ、メリットが大きいと思う地元の支援学級をえらんだ。
無いから作ってもらう活動もした。
息子はいじめにもあったし、やっぱりしんどかったけど、小学校一年生から寄宿舎は嫌だったとそう言った。私も教育委員会にも学校にもたくさん叩かれ、実は未だに小学校の敷地に入ると吐き気と震えが出る。
でも、親子で納得している。
よく行くコンビニもスーパーも小学校の六年で顔を売ったから息子が多少目立っても不審者扱いされないし、ヘルプしてもらえたり、あたたかい言葉をもらえたりする。
間違いではなかった。
他人から見て、ぼろぼろになった私も息子もみて親の見栄や都合で無理したから、
可哀想に。
最初から支援学校に行けばもっと。
とか思われているかもしれない。
けどそうじゃない、選んだ道だから得られたものもある。
だから、外野は口を挟むべきじゃない。
親が、本人がどの時間軸をみて決めたのか、何を大事にしたかったのか。
どの道を選んでも失うものは確実にある。
息子は支援学校を楽しんだし満足してるが普通でも親と過ごす時間、年齢よりずっと精神年齢が低く、介助なしで生きられないこが寄宿舎で最低限の身の回りのもので、好きなものすら好きなときに食べられない、テレビは小さな子が優先的そんな日を頑張り抜いた。
夜中熱を出したときどんなにか不安だったか。
親は決めても、その道を歩き出しても、
これが最適解であったのか。
いつも、いつも不安で悩んで、何かあれば自分を責める。
私は自分の決断が最適解であったと胸を張れないが、あの時やれることはこれしかなかったしまずまずだったのではと思うことにしている。
だから。
今悩んでるお母さん、お父さん。
たくさん悩んで、
悩んだ分だけあとの後悔は軽減できる。
そして誰かになにか言われても、一番子供を愛してより良い未来を願っているのはあなただと思う。
だから大丈夫。
あなたの決めた道はあなたのこどもには一番だと思う。
もし、例えば間違いだったと思ったらそのときまた考えればいいと。
そう私は思う。
自分の子がうまくいった道がすべてのこにうまくいくなんて思わないから息子の道は例え話程度にながしてくれたらなーと思う。
そして就学相談の担当の皆様。
どうか、どうか、泣かさないであげてください。
私は就学のたび精神を病んでもうボロボロです。
言った方は覚えないでしょうが言われた方は10年たっても息苦しくなるくらいにはダメージをおっています。