きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

鎮魂と祈り

とんかつくんとからあげくんが見に行ったONE PIECE銅像は、熊本出身のこの漫画の漫画家さんが復興支援のためにと提案されたか、提案を受け入れたかで立てた像で、立つ場所にも意味があり、ONE PIECE銅像をめぐる旅は同時に鎮魂と慰霊の旅でもありました。

特に阿蘇エリアは未だに爪痕が色濃く、私がその晩寝込んだのは、その場所に胸が痛んだのも原因だと思います。

未だに手付かずの崩れ落ちた道。
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山崩れのあと
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慰霊碑

阿蘇の自然が美しければ美しいほどギャップに苦しくなりました。

特に、ほぼ人がいない場所を巡ったため、家族の口数も減ってきます。

圧倒されるのです。


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ゆかりのない私が胸が痛んだのです。

熊本の人の哀しみや苦しみはいかばかりだったでしょう。

特に辛かったのはロビン像のあった大学跡
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今の息子と同じ年頃の学生はどんなに怖かったでしょう。

本当に山の上なんです。

カーナビは道がまるで違うから役に立たない。

走る道はほとんど、カーナビにない道。

つまり、当時は彼らは陸の孤島に取り残されたのだろうと体験で怖さを知りました。
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これは校舎の直ぐ横。
大地が割れる。

わたしははじめて現物をみました。

天気の悪さもありましたが、家族皆感じたであろう空気の重さがありました。

はしゃげなかった。

不釣り合いなようにみえる銅像は、私たちのように特別地震の事を学ぼうとしていなかった人にも現実を見せます。

 

 

前日に、動植物園でほんの少しだけど寄付が出来ていて良かった。

 

心から思いました。

 

当時もした寄付ですが。

今回した寄付は思いが違った。

 

熊本の町はとても素敵でした。


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歴史に興味のある母が山ほど写真を撮る古い建物がホテル近辺にもたくさんありました。

そんなものもずいぶん壊れたのではないでしょうか。

いたるところで工事をしていましたが。

それでも美しい土地で。

もう来ないつもりだった旅行ですが、実はまたいつか来ようと思います。

 

頑張って下さい。熊本。

また行きます。

必ず。