きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

悪夢

先日、堪らなく体調が悪くて目が覚めたのだが。

悪夢にうなされておきた。

 

私が一年後に意志疎通が出来ないくらい脳が萎縮し、しかし数年身体は元気で徘徊し油脂類を舐めたい、飲みたい衝動にかられ、いつかは寝たきりになる奇病にかかっていると宣告されたのだ。

しかしなぜか長生きできますから❗とだけ医者が慰めのようにいうのだ。

 

私はその時。

そんな状態で長くいきるのは困るな。

息子の施設と自分の施設、親の施設は経済的に無理だ。

三人をとんかつくんが働きながらみるのもむり。

 

とりあえずからあげくんに施設を探し、家のものがどこにあるかを記し、信託系の資産を全部現金化して、葬儀の段取りを済ませ、手紙を書く等々。

家族には黙って急ピッチで出来ることを済ませて、私は迷惑をかけない段階で消える…

と必死でかんがえていた。

 

施設にいきたくないからあげくんをどう説得するか、義母の面倒を義姉に頼むため帰省をお願いする電話をどうしよう?

 

そんなことをずっと考えていた。

 

 

これは間違いなくあまり誉められた行動ではないが、そんなことがいつおきるか分からない。

と気付き怖かった。

 

夢は夢で、現実ではない。

でも夢の中で私のいきる格付けは家族最下位だった。

自分の価値も無い気分になった。

 

そして、自分のために生きていない自分がなんとなく見えた。よろしくない。

 

私が消えると、なにもかも機能停止する家庭もあまりよろしくない。

 

夢で良かった。

元気に生きねばならない❗とおもう。

そしてわたしはもう少し自分を大事にしようとおもう。

 

わたしがもし難病になってもきっととんかつくん。受け入れてくれるはずなんだ。

 

私の命をもっと大事におもえるようにいきなきゃな。

夢の中では私の命はおまけで一行程度に軽かった。

自分をもっと大事にしなきゃからあげくんに偉そうなことはいえない。

 

 

そして、障害のある子供の介護のためにいきる❗と言う生き方はなんて非道で残酷なのだろうかと思った。

介護できなくなったら価値がなくなるなんて。

そんな潜在意識が私に悪夢を見せた。

普通ならきっと、病の中身に恐れを感じたり自己憐憫のようなものを感じるだろうに。

私は自分に対し、家電が壊れそうだ困った❗みたいな気持ちしか沸いてこなかった。


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