きみと歩く時々走る

重複障がいのある息子とのこれまでと今

からあげくんと肺炎と

からあげくんはフォンタン循環という心臓です。

4つある部屋が二つしかないから、心臓機能を全身に血液を送り出すことに専念させて、からだから帰った血液は心臓に戻らず肺に直接血管つないで戻しています。

良く生きていられるな~と思うシステムです。

 

このシステムは肺に負担がかかっているからか肺炎に弱いんです。

からあげくん、これまでも何度も何度も普通の風邪やマイコプラズマでひとつきとかの長期戦をしています。

すぐに肺が真っ白になるのです。

 

 

だから。

 

COVID-19には耐えきれないんじゃないか。

そう思うんです。

勘です。

うちの子はこいつに勝てない。

 

実際心疾患のなかでもフォンタン循環は重症化しやすいと分類されていて、わたしも、とんかつくんもピリピリしているし。

からあげくんももしかかったら俺100%無理だと思うわ❗とか言います。

もしもの時のため

 

そんなことはないよ。

その為に対応できる病院にお願いするからどうにかなるよ❤️

 

と声掛けしてはいますが。

いま、このなみのピークで発症したら、病院選べないよね。

とビビりたおしているわたしです。

怖くて怖くてたまりません。

 

道で飲み会している息子と同じ世代の若者を見ると。

息子があちら側にいたら良かったな。

ととんちんかんなことを思っています。

 

テレビを見たら都会の大学にいった息子が、ヘラヘラしながらインタビューに答えていて、馬鹿者!とでんわかけて、うっせーわばばぁ!と電話を切られて、心配しながらもまぁ若者より私の方が危ないわよね。とマスクして買い物に行く

 

そんなショートストーリーを妄想して堪らなく羨んでしまう。

いまそんな感じです。

 

桃パフェが食べられなくても買いに出ようとは思わなくて。


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手に入ったいちごとシフォンケーキ風のカステラパンで満足しながら今日もやり過ごす。

 

今日、我が家のドアの開閉0。

 

家族以外の接触者0。

 

そこまで?

みんなに言われるけど。

うちはこうやって20年息子を感染症から守ってきたのです。

インフルエンザだって息子には入院案件ですから。

 

色々わきまえた息子が、酒盛りする若者にバカだな。

と言うのを複雑に思う。

 

20年こんな生活してたら感染症蔓延時期になんも考えずに、たぶん死なない🎵と街に出かける若者が本当は羨ましい。

私がしたいんじゃない。

息子には一度も、羽目を外して何かしたことがないのが切ない。