病児、障害児がいるとまず、母子手帳を放棄したくなります。
いいえ
にしか丸がつけられないのです。
だめ、
だめ、
え?まただめ?、
つぎこそは?やっぱだめ!、
さいごもまさかのだめですか?
月齢まちがえてない?
あらそうなの?
はい、残念‼️貴女、お母さん失格~⤵️
と母子手帳から声が聞こえるのです。
ほぼ毎月入院していたので、検診にもいけず、医者にも良いよ。行かなくても🎵
といわれ、一度歯科健診のあるときに行きましたがそのあとは行かなかったのに、律儀に月齢毎にいいえに丸をつける儀式をとりおこないました。
もちろん体重記録も。
記録は大事‼️
研究者魂がうずくのです。
水分出納表に続き記録しなきゃ気持ち悪い。
そして、いきなり追い付いてないか?
的な小さな希望もあるんですよ。
そして、いいえの項目ができるようになると、せかせか追記でかきたします。
まぁまめでしたわ。
わたし。
母子手帳に負けるものかと闘いを挑んでいました。
そして、勝ちました❗
年金手帳の申請に役立ちました。
違うか?
でも。
がんばったんやけん!
私もからあげくんも、ずっとずっとがんばったんやけん!
母子手帳の一番最初に産まれたばかりのからあげくんの写真が挟んである。
なんだかしっくりこないからあげくんは、
ポラロイドカメラで撮って病院でもらった写真。
コードやらチューブやらがついてない写真はこの先しばらくなくて、実は私はデータを紙にほとんど印刷してない。
あまり見返さない。
付けた日記も封印してあったし。
わたしのなかで唯一何度も振り返ったのは母子手帳。
このくらいの距離感のあるものがわたしのメンタルにはちょうどいい。
しっくりこなかった理由。
たぶんこれは彼の人生で一番健康だった時の姿だからじゃないかな?
脳に損傷がない状態の姿。
病気がなければたぶん今のからあげくんではなかったな。
と今更ながらそう思うのです。